ラッキーラクーンのライブ第3弾。(0から始まったので、実際には4回目)1、2はチケットが取れなかったんだけど、今回はやっと取れた。
急いで会社を出たところ、O-Westに開場時間ほぼジャストに到着。番号は500番台だったんだけど、500番まで呼んだところで、まだ入ってない人は数十人レベル。つまりほぼ最後だったんだけど、平日だからか開場時間に間に合ってない人も多かったのか、その時点では中には半分くらいしか人はいなかったので、普通に真ん中あたりになったり。まあ、開演時間には満員になってました。
定刻の19時ジャストに開演、まずはMCの2丁拳銃が出てきて前説&漫才。昔話のネタとか。普通に面白かったですよ。テレビで漫才を見ることとか無いからなあ。
トップバッターはヨースケ@HOME(ヨースケあっとほーむ)。ギター弾き語りで3曲を披露。「後でまた、エレキを弾きに来ます」と言いつつ退場。
BLACK BORDERSは、野田タロウ氏(ジァイアントステップ、ジェット機)と川西幸一氏によるベースレスのユニット。2人のユニットなので、ボーカル&ギターが下手側、ドラムが上手側にあるというすごい配置。ドラムが近いから、めっちゃ振動が伝わってくる。
歌ったのは3曲なんだけど、それより気になったのは、ボーカル用マイクがなぜか2本合ったこと。フレーズによって使い分けてたけど・・・意味あるの?という突っ込みは無粋ですかね。(その後のMCで2丁拳銃も触れてましたが)
ここまでで1時間ほど。その後はピアノのセッティングがあったので、2丁拳銃による多少長めのMC。前の2組について話した後、ふと「そのピアノは触るなよ。あのおかしなおっさんのだから」と言ったことから、そのおかしなおっさん(おっさん言うな、と言われてたけど)の話に。
曰く、小堀氏が前のライブの打ち上げで名刺をもらった時の話。名刺には「日本カタコト協会」と書いてあったんだけどそれはさておき、名刺にはQRコードが印刷してあった。翌日、そのQRコードを読み込もうとバスの中で10分くらい悪戦苦闘したんだけど、全然読み取れない。おかしいなあ、と思いもう一度よく見てみると、それは小さい迷路だった(笑)。しかも簡単な迷路。がんばった10分を返せ!(笑)
もう、そんなことをやる人は1人しか思いつきません。次は、
この前STVのライブでも着てきたという、ブータンの民族衣装「ゴ」で登場。最近の金曜コラムでも話題にしてたからある意味予想通りなんだけど、KANさんファン以外の人にはさっぱりなので、1曲歌った後に「それよりその衣装はなんだ、って話ですよね」と言って、衣装の説明。まあ、結局何でそれを着てるのか、と言うのに対する答えは「着たいから」なんですが(笑)
「この曲を弾き語りで演奏するのは、今月が初めてです」と言う曖昧な紹介で歌うのは、「愛は勝つ」。札幌で初披露だったから確かに今月、関東では初披露ってことになりますかね。イントロに元ネタ曲(ビリージョエル?)を追加して長めにしての演奏。元のアレンジを壊さないように弾き語りにしてみた、と言う感じかな。何回も演奏していくうちにアレンジが変わっていきそうな予感(他のライブに弾き語りでゲスト出演することが最近は多いし、その時は「愛勝」を外すって言うのは難しいだろうから、演奏回数も増えそうだし)。
次に、口笛の入っている曲を演奏。とは言っても、KANさんは口笛は吹けないので、口笛のためだけにMilcoの菅原龍平氏を召喚。本当に口笛だけって言うのがすごい。
菅原氏が下がり、「それでは次の方どうぞ〜」でやって来たのはヨースケ@HOME氏。ヨースケ氏はハーモニカ担当。演奏するのは、「ロスに住んでた頃に、ニューヨークに帰りたいなあ、と思いながら作った曲」。ビリージョエルの曲です(笑)。ここでは、特に後半の方で、KANさんとヨースケ氏で互いにタイミングを計りつつの演奏。ある意味、即興っぽくも聞こえて良い感じ〜。
演奏の後は、ピアノの撤収&バンドセット構築があるので、また2丁拳銃によるMC。楽屋や大阪公演終了後の打ち上げの席での、KANさんの話に終始してました。9/19の金曜コラムNo.175に掲載された写真の舞台裏です(笑)。楽屋はともかく、打ち上げの写真では、わざわざ「ドラムスティックを持ってきて」とか「ハーモニカを持ってきて」とリクエストした上で写真を撮ってる、ってどれだけ用意周到なんだ、この人は(笑)
ラストは、このイベントのために結成したバンド、LUCKY NUMBERS。メンバーは、Milcoの菅原龍平氏(ギター)、TRICERATOPSの吉田佳史氏(ドラムス)、ジャイアントステップ、ジェット機の野田タロウ氏(ベース)、ヨースケ@HOME氏(ギター)の4人。菅原氏がセンターなので、メインボーカルってことみたいですが・・・?
演奏したのが「マシマロ」のようなイントロだなあ、と思ったら、本当に奥田民生「マシマロ」(Vo.菅原龍平)。声の感じが似てるんだな。そしてすぐに次の曲、ウルフルズの「ツギハギブギウギ」(Vo.ヨースケ@HOME)。誰がボーカル取るのかも読めないってことか。そしてさらに続いては、いつの間にか出てきてたキーボードで聞き覚えのあるイントロ・・・C-C-B「Romanticが止まらない」(Vo.吉田佳史)。もちろんドラムの人がボーカル。って言うか、MCでも言ってたけど、この振り幅の広さは何だ(笑)。
次は影のプロデューサー(KANさん)に「オリジナル曲を作るべきだ」と、飲み会の席で10回くらい繰り返し言われた(笑)ので作ったというオリジナル曲を披露。続けて「今夜はブギー・バック」(Vo.菅原龍平)、ラップ部分は2丁拳銃の2人が担当。そして、2丁拳銃の2人は近畿地方出身だから、と言う無茶なつながりから、KinKi Kidsの「硝子の少年」(Vo.2丁拳銃)。本当に、曲の振り幅が広いなあ。
忌野清志郎さんの話をしてから、ラッキーナンバーズだけど「宝くじは買わない」(Vo.ヨースケ@HOME)。最後に「One more time, One more chance」(Vo.菅原龍平)で本編は終了。
LUCKY NUMBERSのメンバーが再度登場。そして、影のプロデューサー・略して影プロことKANさんが登場。このイベントの元になっている雑誌「Lucky Racoon」の元ネタ曲である、ビートルズの「Rocky Raccoon」を演奏するに当たっていろいろと。結局のところ英語詞なのでそのまま歌うとぽかーんとしてしまうので、あらかじめ歌詞の解説を。中身についてざっくり解説し、その中の一部、登場する2人の会話のところを具体的に読んで「では、スキットを見てみましょう」。そして菅原氏とヨースケ氏で会話を再現。って、どこからネタに入ったんだ?(笑)。さらに登場人物が3人のところを読んで「では、スキットを見てみましょう」。重ねてくるなあ、と言うか完全にKANさんの世界だなあ(笑)
「Rocky Raccoon」の後は、2丁拳銃を呼び込んでラスト、TRICERATOPSの「Raspberry」。トライセラはいないから聞けないと思ってたこの曲が聴けたのは嬉しい。ボーカルの人はいないので、出演者が順番に歌っていくパターン。
いったん下手側から捌けて・・・すぐに上手側から登場。明らかにKANさんの入れ知恵(笑)。しかもTシャツまで着替えてるし(KANさんは「ゴ」のまま)。「イリュージョンって言われてやったんですけど、これイリュージョンになってるんですか?」とか(笑)。そして最後にもう一度、LUCKY NUMBESのオリジナル曲。
と言うわけで、終了は22時10分ごろと、実に3時間以上。演奏する曲も良い曲揃い、しかも、これくらいの曲は知ってるでしょ?とばかりに、(ちょっと前の)音楽好きの人であれば知ってる、と言うレベルの曲を持ってくると言う、ある意味チャレンジャブルなイベント。すっごい久しぶりに、音楽を心から楽しんだ気がします。今年一番楽しかったかもしれない。できれば次回も参加したいなあ。